3年前にオーストラリアのメルボルンに来た、ひとつの理由がコーヒーでした。
日本でも、サードウェーブやら、スペシャリティコーヒーやら、何やらカフェカルチャーがどんどんと大きくなって、“コーヒー”なるものがただの飲み物以上というか、一つのカルチャーになってきていて。
だから、カフェ文化が盛んなメルボルンのコーヒーを自分の感覚で感じたい。そんな思いが、ここに来たひとつの理由でした。
じゃぁ、美味しいコーヒーって、一体なんなんでしょう。
イタリアンローストのような、ビターな苦みが利いたブラックが好き?
それとも、ミルクがたっぷりのクリーミーなカプチーノ?
はたまた、さっぱりとした後味のフィルターコーヒー?
人の味覚もそれぞれ、だから好みのコーヒーのタイプもそれぞれ。同じエスプレッソでも、豆が変わると味も香りも全く違う。ワインが奥深いように、コーヒーって、とっても奥深いんです。
それなら、メルボルンに来たら、何のコーヒーを飲むべき?今日は、メルボルンのカフェで飲める、代表的なコーヒーメニューを紹介しますね。
【Black Coffee】
Espresso / エスプレッソ

Short Black(ショートブラック)とも呼ばれ、シングルショット30mlのエスプレッソです。コーヒーの味がダイレクトに伝わる強めのコーヒーなので、チェイサーとしてスパークリングウォーターを一緒に提供してくれるカフェもあります。
ダブルショット60mlの場合は、ダブルエスプレッソ、またはDoppio(ドピオ)と言います。
Long Black / ロングブラック
日本で言う、アメリカン。エスプレッソ+ホットウォーター。日本のブラックコーヒーに近いです。
Ristretto / リストレット
エスプレッソと同量のコーヒーですが、短い時間で少量のお湯で抽出しています。エスプレッソよりも苦みが少ないです。
【Milk Coffee】
Latte / ラテ

日本で言う「カフェラテ」。
エスプレッソ+ミルクで、表面にミルクのフォームが少しあります。グラスで提供するカフェが多いです。
Cappuccino / カプチーノ

エスプレッソ+ミルクで、ふわふわのミルクのフォームがたっぷりのっています。
チョコレートパウダーがふられていることが多いので、ビターなコーヒーよりも、ふわふわの甘めのミルクコーヒーが好きな方にお勧めです。
Flat White / フラットホワイト

オーストラリアでよく飲まれているポピュラーなコーヒーです。
エスプレッソ+ミルクで、表面にフォームがないのが特徴です。
Magic / マジック
メルボルンならではのマジックは、Double Ristretto(ダブルリストレット)+ミルクで、ミルクの量が少なめです。
メルボルンでもこのMagicを知らない人が結構いるので、コーヒー通が好んで飲んでいる気がします。
Mocha / モカ
エスプレッソ+チョコレートソース+ミルクで、チョコレートパウダーをふることもあります。エスプレッソが入っているけれど、ホットチョコレートに近い感じです。甘めが好きな方に。
今回はエスプレッソベースのコーヒーをご紹介しました。
フィルターコーヒーのお話は、また次の機会に…